Adobeが、モバイルブラウザ向けFlashの開発を終えるようです。
現在、Adobeはモバイルブラウザ向けFlashをAndroidと
RIMのPlayBook向けに提供していますが、
報道によるとこれらの開発は終了し、サポートのみだそうです。
今後はモバイル方面のFlashのコードを
ネイティブアプリに変換するパッケージ機能に注力することになります。
しかし、Mac / Windows / Linux のデスクトップ向け Flash はもちろん継続。
そして、HTML5ベースの開発環境整備も進んでいく見込みだそうです。
非対応を続けるiOSをめぐっては、
Appleと派手なごたごたを繰り返していました。
しかし、結局Appleから突き放され、
マルチプラットフォーム構想の実現からは大きく後退。
盟友となるはずのAndroid / Googleも原則としては
HTML5 を推進する立場であることは変わらず、
結局モバイルブラウザ向けFlashは
「Appleが切り捨てて世の中から消えたもの」
のリストの一員に加わることになりました。
ちなみにAdobeは明日、アナリスト向けの決算会見を行う予定で、
発表はその前後で行われると思われます。
また、Adobeは、四半期決算の公表に続き、
750名のリストラ計画もあわせて発表しています。
Flashが動くスマートフォン(笑)は今後どうなるのでしょうね